第2回大会　大会長メッセージ

　昨年8月の第1回大会では、多様な質の高い発表がなされ、また、これまでの実績を踏まえたシンポジュームが開催できた。そして、本年の第1回大会までの間に学会活動そのものも、記念誌の発行、杉田峰康先生ほかを講師とした独自研修会の開催など、大きな進展をしている。

　第2回大会では、役割交換書簡法・ロールレタリングが、より現場に定着するとともに理論面での検討がさらに進み、それらの成果が多数発表されるものと、大きな期待を持たれている。

　「書くこと」「立場・視点を変えて考えること」その作業を通じて自己洞察を深めるとともに他者理解を得るという、優れた心理・教育技法であるこの技法の研究発表の場でもあるこの大会が、全国の研究者、実践家そしてこの技法に関心を持つたくさんの方々が、気軽に参加し、自由で活発な意見の交流ができる唯一の場であるし、今後も、そのように開かれた場でありたいと思う。そういう意味でも、一人でも多くの方々にご参加いただき、活発な意見交換の場であり続けることを願っています。

役割交換書簡法・ロールレタリング学会

第2回大会大会長　水野邦雄